Classic Car & Restoration

フィアット パンダ ヘッドライト修理

2022.02.01 Tue

パンダのヘッドライト修理です。東京から送られてきました。「以前にボンドで修理した跡があり、その部分が外れたようです」とのこと。車検の光軸調整をする時に良く気付く故障でリフレクターから調整用のプラスチックのジョイントが外れます。年数が経った141パンダは避けて通れないトラブルです。

 

 


オーナーさんが発送前にプチプチでヘッドライト内部まで
保護してくれていました。

 

 

フィアットパンダヘッドライト
良く割れるウインカーの取り付けビス。
元々はプラスチック製のビスが付いています。
ここはスチールのビスを使うと必ず錆びるのでステンレス製のビスに交換します。

 


まずはレンズを外します。
この時重要なのは、当たり前ですがレンズを割らない事と
土台のプラスチック部分を出来るだけ傷つけない事です。
まれに簡単に外れる事がありますがほとんどの場合苦労します。
割ったり、欠けたりしてからお問合せ頂くお客さまも多いのですが
左側通行用のレンズは貴重です。どうか割る前にご連絡を。。。
ちなみに弊社での作業では今のところ一度も割れた事はありません。万が一のために交換できるレンズもストックしています!

 

 


リフレクターは過去に磨こうとされたのか
変なシミと曇りがありますが、再メッキまでは必要ない状況なので
そのまま磨いて再利用します。

 

 



綺麗に洗浄して組み付けます。

 

 


プラスチックのジョイントの修理跡ですが
エポキシのボンドで裏から補修されていました。
この接着方法だと時間が経つとほぼ必ず外れます。
ボンドと一緒にメッキが剥がれてしまう為です。

 

 


無事に完成しました。
ご依頼ありがとうございました。

 

 

 

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