Classic Car & Restoration

ジムニー SJ10 車検整備とその他諸々

2017.12.02 Sat

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車検整備でお預かりしましたジムニー SJ10 昭和51年製です。

まだまだ長く乗りたいのでしっかり修理して欲しいとの事、

嬉しいご依頼です。

エンジン、ミッションはすこぶる快調なので消耗品の交換と

キャブ調整くらいで

メインはブレーキの整備となりました。

 

 

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ホイールシリンダーは本体の交換歴があり綺麗なのですが

画像の通りでブーツをめくると漏れていました。

 

 

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シリンダーは綺麗なので内部のみのオーバーホールで

対応させて頂きました。

 

 

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完成!

 

 

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フロント側も同じくオーバーホールです。

 

 

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完成!

 

 

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一番酷く漏れていたのはマスターシリンダーで

床の塗装も剥がれてしまってました。(T_T)

 

 

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マスターシリンダーは内部の錆が酷く

シリンダーの表面にも虫食いがありましたので

本体ごと交換させて頂きました。

 

 

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最後にブレーキオイルのエアー抜きを行いますが

今回のような場合はマスターシリンダー付近の錆が

全体に行き渡っている可能性があるので

ブレーキオイルの交換は念入りに行います。

ホイールシリンダーをつける前に各車輪より1回

ホイールシリンダーを取り付けた後に再度もう一回

1回に抜く量も通常の倍くらい。

配管内に入った可能性のある錆を少しでも抜いてやるためです。

それでも漏れるペースが早いのが収まらない場合は

パイプの内面が錆びている可能性が高いので

ブレーキパイプの全数作製&交換が必要になります。