Classic Car & Restoration

ルノー4 点検修理 ファンの逆回転

2012.10.01 Mon

クラッチが異常に重いキャトルが点検修理で入庫しました。
足がつりそう、、、とオーナーさん。
ワイヤーの交換とグリスアップで無事直りました。
切れる前で良かった(^^)
その他にも修理が必要な箇所がいろいろと出てきたので
順番に修理しました。
まずはベルト滑り。
クーラー付のキャトルに多い症状です。
この車両もオルタネーターとコンプレッサーの取付け方が悪く
プーリーの位置がずれています。滑って当たり前の状態でした。
下がその写真。わかり難いですがプーリーのセンターと角度が合ってないのです。
新品のベルトが付いてますが、すでにかなり減ってます。
あとオルタネーターのファンが逆回転しています。
左回転用のファンが右回転で取付けてある…(–;)
さらに、ラジエターの電動ファンも逆回転していました(–;)
右回転用のファンが付いていますが、右回転で回すと外の空気を引き込めず、
押し出す形になってしまうので配線を逆に繋いで逆回転(左回転)させて
風を引き込もうという作戦のようです。
ですが、、もともと押し出し用にカーブが切ってあるファンなので
逆回転させると風は引き込めても風量が大幅に減ってしまいます。
これがオーバーヒートランプが点いてしまう原因の一つのようです。
今回は、引き込み用のファンに交換し、ファン用のリレーと
室内で強制的にON、OFF出来るスイッチも取り付けました。
このスイッチは水温センサーが壊れた時に活躍します!
逆回転していたファン。
ルノー4
ファンに右回転と書いてあります。