Classic Car & Restoration

フィアット・パンダ・ヘッドライト

2010.06.19 Sat

先日パンダを御購入頂いたお客様からの質問で
『パンダはヘッドライトが暗いので
リレーとアーシングが必要と聞いたのですが
付けた方が良いですか??』とのこと・・・・
丁度車検でお預かりしているパンダの
ヘッドライトが暗いので説明↓ちなみに現状の光度は14000cd

取外したヘッドライトですが
リフレクター・レンズ共に曇ってます。
光度が落ちる原因の一つです。

コーキングを外してばらしたところです。
ここは無理に外すとガラスが割れるので要注意です!

リフレクターが曇っているのが良く分かると思います。

リフレクターと本体を繋ぐ部分ですが
光軸調整中ここがよく外れます。
実は今回も外れました。
運がよければ中から引いて取付けできますが
ほとんどの場合分解しないと取付けできません。
今後外れないようボンドで固定します。

磨いたリフレクターです。
接続部分はボンド付けされています。

レンズを磨きコーキングし直して完成です。
これだけでかなり光度は上がります。


こちらはウォッシャータンク横の
アースポイントです。
よく接触不良を起こしますので
接点を磨きます。

光度の計測です。

29000cdまで上がっています。
整備前の約2倍の光度です。
アーシングやリレーは使わず上記2点の整備をしただけです。
決してアーシングやリレーが悪いわけではありませんが
もともと付いている物をしっかり整備しておけば
ヘッドライトは十分明るくなります。