Classic Car & Restoration

フィアット パンダ クーラー修理

2025.08.21 Thu

フィアットパンダ

フィアット パンダ141 電動ファンとクーラーの修理です。この時期になると増えるエアコンの修理やオーバーヒートの修理。今回の依頼は走行中、常に水温が高めの状態で怖くてクーラーも使えないというもの。クーラーを使うと簡単に100度くらいまで水温が上がるとの事でした。

 

まずは電動ファンの見直し現状付いていたファンがこちら↓フィアットパンダ電動ファン

 

 

純正の中古電動ファンはここ最近入手が難しくなって来ているのでこの選定になったのだと思います。純正シュラウドも上手く加工され綺麗に几帳面に作業されたのが分かります。サイズ感含め見た目はバッチリなのですが、単体で作動確認したところ、これでは風量が足りません。。。純正の半分いくかいかないか、くらいの風量でした。水温が常に上がり気味なのはこれが原因です。

 

 

ファンの選定は今後の課題でもあり色々と考えました。フィアットパンダ電動ファン

 

 

ラジエターの幅が狭くエキパイとの距離も近いのでなかなか選定が難しいです。結局今回は純正の中古ファンと小型の電動ファンの2個掛けで対応する事にしました。純正の中古ファンはかなりの風量があるので、これだけでも改善は出来ると思うのですがお客様は大阪市内の渋滞も走られる方ですのでこの猛暑の中でも安心してクーラーが使える対策という事で2個掛けにしてみました。(初めての試みです)

 

 

フィアットパンダ電動ファン
純正の中古電動ファン↑
このくらい程度の良いのは中々入手し辛くなってきました。サブのファンは出来るだけ薄型の物を選びました。

 

 

フィアットパンダ

フィアットパンダ
パイプの断熱材も低圧、高圧、どちらも交換させて頂きました。車両や取付状況にによって違いはありますが断熱材をしっかり巻くと冷えがかなり改善される事があります。

 

 

フィアットパンダ
どのパンダもほとんどの車両がこんな状態になっています。↑

 

 

 

フィアットパンダ
低圧、高圧、ともに断熱材巻き直し完了。サブファン用のリレーも取り付けました。

 

 

 

フィアットパンダ
フィアットパンダ
ラジエター上のスポンジも再接着↑ これもラジエターの冷えに影響します。

 

クーラーがある程度使える状態になって新たに分かった症状は電動ファンが止まるのが異常に遅いこと。原因はガスの入れ過ぎでこれはガス量を調整し改善しました。

 

フィアットパンダ
最終的にクーラーはかなり冷えるようになり吹き出し口温度、最高記録は 3.8度!シフトレバーを握っている手が少し痛いくらい冷えるようになりました。大阪市内の渋滞、猛暑ではここまで冷えないと思いますが5~10度位には下がるのではないかと思います。

 

 

で、肝心のエンジン水温ですが。。。。

フィアットパンダ
80度弱でまさかのオーバークール。クーラーを使っていない時は90度付近で安定しますが
クーラー使用時はガス圧でファンが作動するので2個掛けの影響ありオーバークールになるようです。ただここ数日の大阪、京都の天気予報気温は37~38度くらいですがうちの工場周りは31~32度くらいです。この温度差であればこのオーバークールもそこまで影響しなのではないかという予想でこれは一旦このままで様子を見て頂くことになりました。オーバークールは車にとって良くないですが常時水温高めよりは安心という事で。。。(^^)

 

追記
納車後、お客さまからご連絡頂きクーラーも良く効き、年中乗車可能な車に変わり快適です。とのこと
ただ水温はクーラー使用時の一番上がった状態でも90度はいかないとの事でした。今後の課題です!修理方法を全て一任頂き色々と今後の参考にもなる修理をさせて頂いてありがとうございました。

 

 

 

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