フィアット パンダ シート修理
2024.04.03 Wed
フィアット パンダのシート修理。
関東方面より電話でのお話のみでご依頼頂いた修理です。
作業前の状況、思っていたより劣化が激しい状況でした。
おそらく座面は沈み込んでから乗られていた期間が長く
フロアに着くくらいまで沈み込んでいます。
ベルトも伸び切った状態で機能しておらず沈み込んだ分、引っ張られた生地はブラケットから外れ千切れてしまっています。沈み込みが気になった時点で修理をすれば、ここまでダメージは出ませんのでシートが沈んでいると感じられる方は早めに修理されることをお勧めします。
ウレタンはせんべいのように薄くなっていました。
千切れたり。。。
折れ曲がったり。。。
変形の激しいウレタンは少しずつ形を整えながら補正します。
生地はできる限り洗浄しました。生地を傷めないようにあまり擦らず何度も濯ぎます。
茶色い液は数十年分の汚れです。
伸び切っていて元には戻らないかもと思っていた生地ですが綺麗に
ベルトもすべて貼り直しました。
座り心地は作業前とは雲泥の差です。
色々強化した分、新車より良いかも?と自画自賛で作業を終えました。
シートが傷んでも直して乗り続けたいと思って下さる
オーナーさんの車を思う気持ちに感謝します。
ご依頼ありがとうございました。